こんにちは!今回は歯科助手の佐伯が担当いたします(^^)/
夏が近づくと、スポーツドリンクを手に取る人がぐっと増えてきますよね。部活帰りの学生さんや、外回りの社会人、熱中症対策にと水分補給を意識する人たちの必需品となっています。
確かに、スポーツドリンクには汗で失われた電解質(ナトリウムやカリウム)や水分を効率よく補えるというメリットがあります。特に熱中症予防には欠かせない存在と言えるでしょう。
飲みやすい味付けと、爽やかなイメージで、夏の定番ドリンクになっているのも納得です。
しかし、この飲みやすさの秘密が実は「歯にとって大きなリスク」になることをご存知ですか? 実はスポーツドリンクには驚くほどの糖分と酸が含まれているのです。
私たちが日頃恐れている「虫歯」。
実はその原因はただ甘いものを食べることだけではありません。キーポイントは「糖+酸の組み合わせ」なんです。
スポーツドリンクはその代表例。糖が虫歯菌のエサになり、酸を発生させると同時に、もともと酸性の飲み物なので、口の中のpHが一気に低下します。
これによって、歯のエナメル質は「脱灰(歯のミネラルが溶け出す現象)」を起こし、虫歯へとつながっていくのです。
市販のスポーツドリンク(500ml)には、角砂糖に換算して約7~12個分の糖が含まれています。
さらにpH(酸性度)を測ると、pH3~4程度の強い酸性。これはレモン果汁とほぼ同等レベルです。
熱中症予防とこまめにスポーツドリンクを飲んでいると、歯は常に溶かされている状態かもしれないのです。
【対策】
・スポーツドリンクは熱中症対策時のみの限定使用に
・普段の水分補給は「水」または「無糖のお茶」で
・飲んだ後は必ず口をすすぐ ・歯科医院での定期フッ素塗布とクリーニング
夏はキンキンに冷えたジュースやビールも一段とおいしく感じますよね(^▽^)/
一度にたくさん飲むのことは問題ないのですが、ダラダラと飲むことで虫歯のリスクも上がってしまいます
時間を決めて飲むようにしてみてくださいね♪