こんにちは!今回は受付宮原が担当します!!
野菜を食べているとお口がきれいになる!? 野菜を食べてお口を効果的にお掃除するには、 「食材選び」「調理法」 「食べ方・噛み方」の 3つがポイントです。
野菜には、食べることでお口がきれいになるものがあります。 その効果を発揮するためには、次の①〜③がポイントです。
①食材選び
野菜のなかでも、食物繊維を豊富に含み噛みごたえがあるものは、 噛むと歯や粘膜の表面が清掃されてキレイになります。これらは「 直接清掃性食品」といい、 上下の歯同士がしっかり噛み合うことで清掃性が発揮されます。
野菜類、穀類、果実類、キノコ類、 豆類や海藻類などの植物性食品を中心に食物繊維を含みますが、 それぞれ 100gあたりの量には大きな差があります。

また、梅干しやレモンなどの酸っぱい食品は、 口に含むと唾液分泌が促進され、食漬( 口の中の食べ物の残りかす) やブラーク(細菌の塊)が口の中に滞るのを防いでくれます。 これを「間接清掃性食品」といいます。
〇野菜類 切り干し大根、 ゴボウなど
〇穀類 ライ麦、大麦、玄米など。 小麦は全粒粉など
未精白(※)のもの
※糠や胚芽を取り除いていない状態
〇果実類 ドライフルーツ、 アボカドなど
〇キノコ類 キクラゲ、マツタケなど
②調理法
野菜は茹でたり炒めたり、火を通して軟らかくなったものより、 生のままでパリッと歯ごたえがあるもののほうが、 歯の清掃性は高まります。
さらに、具材を大きく切る、 軟らかい料理でも噛みごたえのある食材を混ぜるなどすると、 清掃性が上がるだけでなく、食事の満足度もアップします。
③食べ方・噛み方
野菜による清掃性をアップさせるためには、しっかり噛み、 十分な唾液を出す意識が大切です。
食べ方次第で噛む回数を増やすこともできます。「 一口の量を少なくし、 食べ物の形がなくなるまで噛む」「 飲み込んだ後に次の食べ物を口に入れる」 など、時間をかけて噛むことが大切です。 加熱調理で軟らかくなった野菜や食物繊維が比較的少ない野菜でも 、しっかり噛むと、多くの唾液が出て清掃性が向上します。
一方で、テレビを見る、スマホを操作するなどの「ながら食べ」 は、噛む意識が薄れるのでおすすめできません。
野菜によるお口の清掃について述べましたが、 食後の歯みがきは必要です。 『食べたらみがく”が基本です。
野菜を食べ、食材選び調理方法、 食べ方噛み方を意識して歯を大切にしていきましょう!!
nico 2025 4月号 参照