意識していただきたい!TCHについて!!
歯科医師の平山が担当いたします。
みなさん、TCHという言葉をご存知でしょうか?
TCHとはTonth Contacting Habit(上下の歯の接触癖)の略で、 上下の歯が持続的に接触している癖のことをいいます。
〜TCHによる悪影響について〜
TCHはお口の様々な疾患やトラブルに影響を及ぼします。
【1】歯周病への影響
歯と歯の周りへの負荷時間が増えるため、 特に歯周病のある方では、動揺が強くなる可能性があり、 急性症状の出現や病状の悪化につながりやすくなります。
【2】顎関節症への影響
顎関節症の原因は様々ですが、TCHもその中の1つです。 顎関節症のある患者さんの中でも約8割近い方がTCHをもってい ると言われています。 TCHだけで顎関節症になるわけではありませんが、 TCHをやめることで、顎への負担を抑え、 顎関節症の症状改善に期待できます。
【3】お口周りの筋肉への影響
TCHでは、無意識に持続的に筋肉を使うことになるので、 夕方になるにつれ顎がだるい、重たい、 疲れたと感じやすくなります。
【4】知覚過敏や原因不明の歯の痛みへの影響
上下の歯を接触させ続けることで、歯のすり減りに繋がりやすく、 知覚過敏が現れたり、なかなか治らなかったりします。また、 歯への圧迫は、歯の根の先にある組織にも影響を与え、 歯への血液循環を悪くさせることで、 食事中や日中の原因不明な痛みへと繋がりやすくなります。
今上げたのが、メインとなる影響ですが、その他にも
・舌や頬を噛みやすく、口内炎ができやすい
・頭痛や肩こりといった全身への症状
などへも関わってきます。
〜TCHの改善方法〜
〈Step1〉顎周りお口周りの筋肉を意識
TCHにより疲れやすい筋肉である、側頭筋(こめかみ)、咬筋( 頬)を実際に感じてみましょう。
〈Step2〉リマインダーでTCHを改善
付箋などで十分なので、生活の中で5分以上いる場所や、 よく目にする場所に
「リラックス!!」や「歯を離して!!」などを書いて貼る事で、 気付きやすくなり、TCHへ意識を向けられます。
〈Step3〉意識的に体の力を抜く習慣
Step2でのリマインダーによるTCHの認識をしたら、 深呼吸等で全身の力を抜き、脱力しましょう。それにより、 自然とお口周りの筋肉も力が抜けていきます。
〜こんな時は要注意!!〜
・1人で黙々と行う作業時
→掃除、調理、洗濯中など
・集中している時
→精密操作、趣味への作業、車の運転、パソコンスマホ操作など
・うつむいている時
→読書、勉強、スマホ操作
・緊張やイライラ時
→仕事中、面接、苦手な人との会話中など
いかがだったでしょうか。
患者さんの中には、 毎日の当たり前の生活の中で無意識にTCHを行ってしまっている 方は多くいらっしゃいます。そして、 そのほとんどが自覚できないものです。
特に、最近ではスマホ中のTCHはよく起こりやすいです!!
今一度、皆さんの生活を見直し、 TCHに意識を向けてみてください。
大きな症状が出る前に、手を打つことはとても大事です。
無意識の癖を改善することは、とても大変なことですが、 村上歯科医院もしっかりとサポートしていきます!
参考文献nico2026/4



