昔のように食べられますか?口腔機能低下症について

こんにちは。今月は歯科医師の村上大基が担当させていただきます。

今回は最近歯科業界に新たに加わった病名、「口腔機能低下症」についてお話します。

これまでも口腔機能の低下は問題視されていましたが、放置し症状が進行してしまうと介護が必要な状態になってしまうこともあり、近年、口腔機能低下症の診断基準が設定されました。

早い段階で機能低下を発見することで、お口の健康の低下を食い止めたり、遅らせることができます。それはつまり全身の健康に直結するということです。食べることは生きる基本です。食事が出来なくなると人間は一気に衰えます。逆に、食事が出来なかった人がきちんとお口から食べられるようになると嘘のように元気がみなぎります。それほど食べることは重要なのです。

早めに対応するほど改善が期待できますので、少しでも気になる方はお気軽にスタッフまで(^^)

次回は、口腔機能低下症の症状検査方法対処法などについてお伝えしたいと思います。