☆子どもの歯磨き中の事故☆

今回は歯科衛生士の飯田担当します!

宜しくお願いします☆★☆

 

歯が生えそろうのは、だいたい2歳から2歳6ヶ月頃です。自分磨きをしっかり

させていく時期になります(^-^)お子さん自身に歯磨きをさせる際には

「歯磨き中の事故」にぜひ気をつけてくださいね。

 

東京消防庁のデータによると、2016年から2020年までの5年間に、

自分での歯磨き中にケガをして搬送された5歳以下の乳幼児は194人でした!

この数はここ10年減少傾向にはありません…(〃゚艸゚)

 

 

年齢別で見ると3歳前半までが多く、とくに1〜2歳がピークです。

 

 

一番多い原因は「転倒」!!

 

 

 

子供は2歳頃までは下半身の成長が未熟なため転びやすいです。

しかも体全体に対して頭部が重いため転倒した時は

頭からぶつかりやすいです…。

その際にお口にモノがあれば重大な事故につながりかねないのです!!

 

事故の原因は…

「立っていた」

「歩いていた」

「走っていた」

 

では、子供の歯磨き中の事故を防ぐにはどうすればいいのか!!

 

それは…

 

☆「道具」と「環境」です☆

 

「道具」

 

 

 

 

このように工夫されて事故防止の歯ブラシがあります!!

しかし、カバー付きタイプの歯ブラシは転倒時カバーが外れたり

ズレたりして喉をついてしまう事例も報告されてるそうなので

オススメは歯ブラシのネックが曲がるタイプです(*-艸・*)

 

「環境」

 

*保護者のかたによる見守り*

これは、必須になります!!その場を離れるときは

「待っててね!」と口頭で言うのではなく歯ブラシを一旦預かること!

 

*歯磨きのときは座らせる*

座る場所も座面が沈んで姿勢が安定しないソファより椅子や床がいいですね。

 

*歯磨きしている子供の周り*

ごきょうだいなどか周りで遊んでいるとふざけてぶつかってくることも…。

 

*磨いたあとの移動*

終わって油断するのではなく最後のうがいの時もお口にから

歯ブラシを出して置くか保護者のかたが持っておく。

 

子供の事故は0.5秒で発生します。

だからといって…お子さんの健全な口腔の育成のためには

歯磨きをさせないわけにはいけません。これは「変えられない要因」です。

しかし、「変えられる要因」はいくつもあります!使用する歯ブラシ、

歯磨き中の見守り、歯磨きする場所、姿勢。

変えられる要因を変えていくことでリスクを減らして

お子さんの安全な歯磨きをして下さいね(´◡`๑)

nico2021年 11月号参照